kukulu

すべての子どもに居場所を。

「ないもの」とされている、3%の子どもたち

沖縄では、いじめや貧困が原因で学校に行けない子どもがクラスに1人の割合でいます。パーセンテージにすれば3%。
問題は、この国には彼らに手を差しのべる「制度」がないことです。不登校で孤立した子どもは教育を受けられず、未来の可能性を奪われてしまいます。放っておけば、社会から引きこもる大人を増やすでしょう。
私たちは、子どもたちが「ここにいていいんだな」と思える場所、そして自分の将来に希望が持てるようなスペースとしてkukuluをつくりました。


子どもは地域で生きている。理解が広がると、驚くほど生きやすくなる。

学校や関係機関と関わることに困難を抱える子どもや家庭が多いため、対象者と関係機関をつなげるソーシャルワーク的な活動も行い、包括的にサポートしています。
例えば、小学校から中学へ、中学から高校へ、子どもの不登校の背景を伝えるのも大切なことです。
また貧困の連鎖を断ち切るためのネットワーク構築を目指し、民間団体、大学、支援団体、地域の自治会との連携をはじめました。


来られないなら、訪れるという、おせっかいもします。

さまざまな理由で社会孤立している子どもは、主体性を持って相談することが困難です。窓口へ相談に来れない子どもは、アウトリーチ(訪問支援)でサポートしています。ていねいに関係をつくり、個別のプログラムを実施していきます。

こんな人が利用しています

  • 学校にいくのはしんどい。 でも、友だちや話せる人はほしい。
  • 家庭の事情で、学校になかなか行けていない…
  • 理由はうまく説明できないけど、学校には行きたくない。
  • 進路が決まらないまま、中学を卒業した。何がしたいと聞かれるのがつらい。
  • 通信制高校なので、課題をやる場所や仲間がほしい

利用者の声

  • kukuluに来るまで、将来のことを聞かれるのがいやだった。今は、普通に「なにしようかな」と話せる。

    17歳/男子

  • ここにくると、自分の時間が過ごせる。
    色んな人がいて、話せるようになってきて、うれしい。

    12歳/女子

こんな事をします

  • 暮らしの力をつける「生活支援」

    昼食はみんなで作ってみんなで食べます。kukuluのキッチンは飲食店にもなる本格派。料理に興味がある人は、調理実習にも参加できあます。
    また、いろんなゲームを通して、遊びながらコミュニケーションの練習。遊んでいるうちに、人と話すことが自然にできるようになります。

  • 時間割は子ども自身が決める「学習支援」

    一人ひとりの学習レベルに合わせて個別学習です。進路相談、学校見学、受験対策、面接練習なども行います。また家庭科、美術、体育、音楽などの副教科も。

  • 「キャリア支援」

    職場体験、社会人講話、起業家のみなさんとのゆんたく会、イベントに出店することなどで社会や仕事を体験します。転職のお手伝いや金銭教育、アルバイト紹介、自分たちで仕事づくりなど実践的なことも。

施設紹介

事業所名
kukulu(ククル)
住所

〒900-0013
沖縄県那覇市牧志3-6-41
島商会ビル2F

電話 098-943-8502
メールアドレス info.naha.kukulu@gmail.comg
定休日
土・日・祝日・年末年始
開所時間
10:00~17:00(水曜日は13:00~)

よくあるご質問

  • kukuluは遊んでいるだけのように見えます。
    様々なプログラムがありますが、遊びを通してコミュニケーション能力の向上を図っているので、そう見えることがあるかもしれません。遊びは大事にしています。
  • kukuluに行くと、ますます学校に行かなくなるのではと心配です。

    子どもが元気になることを一番優先します。それぞれの子の「やりたいこと」が見えてきたら、応援します。学校に行きたい子は行けるように、定着するまで伴走し、行きたくない子にはそれに代わる学びの場を提案します。

  • 学習などのカリキュラムはありますか?

    不登校になった時期や理由も一人ひとりさまざまですので、本人のニーズや目標に合わせて、個別に決めていきます。
  • 何歳まで通えますか?
    上限は概ね20歳ですが、基本的には学生(学校に行きたいが在籍していない中退、未入学状態も)であれば通えます。kukulu以外の場所で安心して過ごせるようになれば、自然と来る頻度が下がります。そして就職した後でも、いつでも来ることができる場所がkukuluです。
  • 手続きはどうしたらいいですか?

    まずは以下のフォームからご相談ください。その後、面談(保護者のみ、もしくは本人同席)をして、詳しい内容をお聞かせいただいた後、通所の段取りへ…。保護者は「行かせたい」、でも本人は「行きたくない!」という場合もあるので、面談で詳しくお話を聞くようにしています。無理やり連れてくると、ますます子どもは外に出たがらなくなるので、慎重に。お話を聞いた上で、kukuluじゃないなーという子もいるので、その時は他のところを勧めたり、面談だけの利用になることもあります。

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