3分でわかるちゅらゆい3 minutes

すべての子ども・若者が
自分の意思で生きられる
社会を目指して

日本では、子ども・若者に関連する課題が深刻化しています。
その中でも象徴的な現象として不登校や引きこもりの問題があります。
その背景には日本社会が夢や希望を持って生きられない社会になったことが原因だと考えています。
私たちが出会う子ども・若者たちは常に他者からの評価にさらされて生きています。
他者の評価ばかりを気にして自分を見失った結果、無気力になったり、自尊感情が持てなくなっています。
子ども・若者たちの声なき悲鳴が不登校や引きこもりとして現れています。
社会のレールに戻ることより、まずは自分を取り戻し仲間から承認され、
自分の人生を決定できるよう、ちゅらゆいではあなたを応援します。

なぜ沖縄なのか

ちゅらゆいを設立した代表の金城は関西で不登校や引きこもり支援をしてきました。金城は生まれ故郷の沖縄でもこの問題に取り組むために移住しました。みなさんは、沖縄のことを自然が豊かで、人がおおらかな南国のパラダイスのようなイメージを持たれるかも知れません。しかし沖縄は社会課題が山積した島です。その中でも子どもの貧困率は29.9%と全国平均の倍です。若年出生率や不登校率やニート率も全国と比べて高いです。また、生活物価は東京より高いのに、給与所得は全国でも下位に位置しています。そんな社会課題が山積する沖縄の文化に合わせた子ども・若者を応援する仕組みが必要だと思い、2010年に有志によってちゅらゆいの活動がスタートしました。

ちゅらゆいらしい居場所づくり

ちゅらゆいが運営する居場所では「自分らしくいられる」「仲間から承認される」「やりたいを形にできる」の3つを大切にしています。最初は家から出ることができない人もスタッフが訪問して信頼関係を作ってから、少しずつ居場所に来所できるように応援します。周囲からの評価で自分の行動を決めるのではく、その人が自分で決定した社会参加のかたちをちゅらゆいでは応援しています。

自分で決めることが
できない
子ども・若者

まずは
居場所へ

小さなことから
「自分で決める」
を積み重ねる

ちゅらゆいが
背中を押す

「自分から」
社会へ踏み出せる

ちゅらゆいが歩んだ道

これまでの活動は決して平坦ではありませんでした。でも、いろいろなことがあったからこそ今の活動に行き着いたのです。 どれも大切な足跡だと、振り返ると分かります。

  • 2007

    沖縄で活動スタート

  • 2010

    法人設立

  • 2011

    コミュッと! 開設

  • 2013

    公設民営居場所第一号
    那覇kukulu 開設

  • 2015

    那覇kukulu 閉鎖
    居場所 啓発期

  • 2016

    那覇kukulu 再開

  • 2017

    コーディネーター事業 開始

  • 2018

    b&gからふる田場 開設
    シェアハウスYOKULO 開設

  • 2019

    うるまkukulu 開設
    アシタネプロジェクト 開始

  • 2021

    就労支援 開始

「社会孤立ゼロ」から「お互いさま」と支え合える社会に

ちゅらゆいは全国に先駆けて「子どもの貧困」課題に取り組み、那覇市と協議し子どもたちを応援する居場所を開設しました。沖縄では初めての公設民営の居場所です。それから時を経て、沖縄では大小合わせて300ヶ所近くの子どもの居場所ができました。これによって孤立が完全になくなったわけではありませんが、居場所が増えた沖縄で孤立の次に何が必要かを考えました。孤立する子どもたちを支援することは対処療法です。孤立する子どもを作らない社会にしなければなりません。ちゅらゆいでは、自己責任論で個人や家庭だけが頑張って課題を負うのではなく、困ったときに気軽に「助けて」と支え合える社会になってほしいと思い「お互いさま」と言える社会作りを目指したいと考えました。

代表からのメッセージ

代表理事

金城 隆一

私は14歳のときに不登校を経験しました。当時の中学校はいじめが横行し、規則違反の制服を着衣し校内でタバコを吸う同級生、それを暴力で支配しようとする先生たち。学校は私にとって安心できる場所ではありませんでした。このままでは自分が壊れてしまう、そう感じてある日決意しました。学校に行かないことを周囲に宣言したのです。
その決意は想像以上に私を追い詰めました。周囲の大人たちが誰一人味方になってくれなかったのです。必死に自分の気持ちを訴えても誰も話を聞いてくれませんでした。「親の気持ちを考えたことがあるのか」「甘えているだけだ」「お前は籠の中の鳥だ」思い出してもゾッとするような言葉を周囲の大人たちから浴びせられたのです。当時は本当に辛かったことを今でも思い出します。私は自分の体験から「1人くらいは子どもの味方になる大人がいてもいいのでは」そして、その1人になろうと決意して活動を続けてきました。
それから30年、社会は変わったのでしょうか。不登校の子どもは増え続け、学校に通えなくなると子どもたちの学びは保証されません。生きづらさを抱えたまま高校に押し出され、その後挫折して引きこもりになります。昨今は貧困を背景に学校に通えない子どもも増えています。県内のある自治体の生活保護家庭における不登校率は25%で推移しています。
子ども・若者たちが絶望したり、命を絶たなくても良い社会を実現するためには我々の力だけでは足りません。我々の考えに賛同くださる、市民や企業と協力しながら子ども・若者たちが絶望せずに生きられる社会を作りたいと考えています。

沖縄の子ども・若者が社会へ踏み出すまでの
居場所づくりを
応援してください

沖縄の未来のためには、全ての引きこもりや不登校に悩む
子ども・若者が社会へ踏み出すまでに立ち寄れる居場所を
継続して運営し続けるための資金が必要です。

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